向田邦子の手料理
トマトの青じそサラダを作った。
とってもお手軽で美味。

このレシピはさいきん読んだ向田邦子のエッセイ、
『夜中の薔薇』にあったものを参考にしました。
作り方を抜粋してみます。
トマトの青じぞサラダ、これもお手軽である。トマトを放射状に八つに切り、胡麻油と醤油、酢のドレッシングをかけ、上に青じそのせん切りを散らせばでき上がりである。
「食らわんか」より
これは自称・凝り性という作者の性格もあって、作中に何度か出て来る。
簡単で覚えやすかったので、きょうのメニューに登場させてみた。
青じそはかなり荒いせん切りだけど、甘みがひきたって美味しかったです。
だが当の向田さん、友人たちにもごちそうしレシピを教えることを繰り返すうち、
なんと自分は飽きてしまっていると言う。
また一部抜粋。
ところが、友人のところでご馳走になると、例のトマト・サラダが出てくるのである。
「あなたのところで教えてもらってから、うち中病みつきなのよ」
といわれると、悪い気はしない。
トマト・サラダはそのうちの味がある。うちのとどこがどう違うかは知らないが、とにかく、三軒あれば三軒とも微妙に違うのである。里子に出した子が、昔の面影を残しながら、少し違った子に成長したような不思議な気がして味わってくる。
「里子」より
シンプルな料理ほど、なぜか個性が出るもの。
そういうものがおふくろの味になっているのかなあとも思う。
何はともあれ、トマト好きにはたまりません。
よく熟れた甘いトマトをしっかり冷やしたら、ビールにぴったりかも!私は下戸ですが・・・。
はやくも夏が楽しみな一品。